総長からの「愛してる」Ⅱ



「ただいま帰りました。」



そんな中、いいタイミングで旭が帰ってきた。




「昴には後で伝えることにする。

旭、何かわかったか?」



旭の帰りを見て、海斗と奏も席に着いた。




旭も所定の位置へ移動しながら深刻そうに頷く。




「どうやらこの龍殺しの黒幕、あの九識敦という男のようです。」



「ちっ……こっちの調べと合致したか。」




俺の方でも、情報や怪我した奴らからの話で九識敦の影が浮かんできていた。



これでもう、あいつが犯人だってことに確信が持てる。




「あっちがこれ以上仕掛けてくる前に、俺らから動くか。」



< 283 / 427 >

この作品をシェア

pagetop