総長からの「愛してる」Ⅱ



俺の提案に、ここにいる全員が頷く。



美愛のこともあるし、全員が賛成みたいだ。





「この話とは逸れるんだけど、ちょっと俺からいいかな。」



「なんだ奏。珍しいな。」




いきなりの奏の発言に、海斗が驚いたようだ。



正直、俺も驚いている。




奏は情報収集とかあんま得意じゃねぇから、こういう時の発言は少ない。




「実は、美愛のことで今話したいことがある。」



「美愛に何かあったか?」




『美愛』という一言で俺は反応してしまう。


こういうとき、本当に自覚してしまう。



俺は美愛が本当に大切なんだって。




< 284 / 427 >

この作品をシェア

pagetop