総長からの「愛してる」Ⅱ
廉也は総長の席に座り、私を自分の膝の間で後ろから抱きしめる。
そして何も言わず、考えることに集中しているみたい。
「………………。」
「………………。」
「………………。」
誰も何も喋らない中、未來の寝息だけが聞こえてくる。
「………速めがいい。」
「了解。」
突然話しだしたと思ったら、それだけで二人の会話は終わった。
信頼関係というか、ほとんど何も言わずに伝えられる関係が少し羨ましい。
「あとは旭たちの連絡だけだね。」
私には詳しくわからないけど、きっともうすぐ何かが動くんだよね。
二人の真剣な雰囲気は、そこで終わった。