*ちぇりーダーリン*
パシンっ。


保健室に渇いた音が響いた。


「…って」


あたしはキリヤの頬を
叩いた。


「最低!!
二度も…するなんて!!キリヤがそういうことする人だなんて思わなかったよ!!」


あたしはベッドから降りてキリヤの横を通りすぎようとした。

「待てよ」


「やっ…離してよ!!」


キリヤが腕を掴んで、あたしを振り返らせる。


強い力であたしはふりほどけなかった。
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