*ちぇりーダーリン*
言っておくけど、
あたしはリョーヘイの顔を見ようとしただけだからっ。


それに、見たのも上半身。


制服来てるはずなのに…、透けてる…。


こ…こんな風に見てたの!?


「カナキ。どうしたの?」


あたしからメガネを、とってまたかけた。


「それ!
余計に見える!
かばんの中透けて見えたもん!!」


「ん?大丈夫。俺は、見えないから。
カナキには、あわなかったんだよ。」


にこって笑った。


…本当でしょうね。


っていうか、リョーヘイはメガネも似合う。


「…行かないの?えっと…学校??」


あ…忘れてた。


あたしはケータイを出して見ると、もう8時すぎを指してる。

「うわーん。遅刻だっ!!」


「大丈夫。俺、いるし。」


リョーヘイは、そういってあたしを抱っこした。


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