体操座りと救世主
「さてどうしよう。」
突然暇になった。
久しぶりに大学行ってみるか。
夏休みだけどサークル活動している学生くらいはいるかもしれない。
電車に乗り、大学の最寄り駅に着くと、怠そうにしたナカヤンがベンチに座っていた。
「あれ、ナカヤンおはよう。」
「おー。タケやんかー。」
眠そうにしながら手を振ってくる。
「ナカヤンなんでここにおるん?」
「バイト終わりで牛丼食ってきたとこー。眠たー。」
「え、ちょ、」
ナカヤンが俺にもたれ掛かってきた。