体操座りと救世主
あとがき


ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

毎度のごとく、完全フィクションです。

この物語は、タイトルから思い付きました。

そして救世主とはなんぞやと。

とりあえず、何も恐れず、全てを受け入れる少年によって誰かが救われるを書きたいなあと思い、書き始めた作品です。

菩薩のような少年を。と思って書き始めたのですが、やっぱり人間らしさが滲み出ますね、文太。てか序盤からとても人間らしい子でしたわ文太。

でもそんな文太が大好きです。

戸上はほんとに強い子です。なんだかんだで一番強い気がする。

どうでもいいけど、戸上の本性は人たらしです。呪いのせいで殻にとじ込もっていましたが、呪いさえなければ彼の周りは人で溢れかえっています。イケメンで性格も穏やかで、それでも人に流されない強さがある。なんて完璧だよ。爆発しろ。

でもそんな、誰にも迷惑をかけないよう、誰にも弱みを見せずに生きてきた戸上が唯一弱音を吐けたのが、文太なんです。友情。愛ですね。

そして私はどの作品もですが、主人公の友達が愛しくなる傾向にあります。

ヨネ、ナカヤン、大好きです。

文太は人見知りしない、人と関わることが好きな子ですが、実はあまり深く関わることは苦手だったりします。ある程度の距離感が必要というか。広く浅く人と付き合いたいタイプ。

だから文太にとってヨネとナカヤンはちょうどいいのです。

彼らもパーソナルスペース広いですからね。ちょうどいい距離感。

雅也はまあ、小さいころから仲良しなので、空気のように一緒にいれるんだと思われます。もはや弟みたいな。日野はもともと文太ではなく雅也の友達なので、その辺の距離感は問題ありません。

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