ありがと。
つい噛んでしまう。

「隼人君が好きで・・・」


言い終わる前に隼人君に抱きしめられた。
力が強くて苦しかったけどとても暖かくて幸せだった。


「・・く…苦し・・・」


「うわっっ!!ご・・ごめん!!」


「別にいいよ?好きだもん…」


隼人君は申し訳なさそうにしている。
その姿を見たあたしは本能的に隼人君を抱きしめていた。


「…え?!かのん??」


「大好きっ」


「…俺も・・」


そうしていたら、近くで写真をとる音が聞こえた。
隼人君は反射的に離れた。


「どうしたの??」


「…いや・・。ちょっとやばい事になりそうかも…。」


「ん?なんで??」


いきなり意味がわからない事を隼人君は言い出した。
わけが分からなくてキョトンとしていると隼人君が口を開いた。


「えーっと、まぁ明日になったら分かるよ。」


「今教えてよ~。」


「まぁまぁ・・・。そろそろ家入りな♪朝俺の部屋おいでっ」


「む~!わかったぁ。…じゃあね。」


あたしはなぜなのか聞きたい気持ちを抑えて家に入った。



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