かたつむりの恋
私はスーパーへと続く道を
歩きながら考えていた。


結局、
さっき鈴木に手を
掴まれた時に感じた
感情は、
何なのか、
まだ収まらない
胸のドキドキはなんなのか、
よく分からない。


ただ、手には
鈴木の感触が
リアルに残っていて、
思い出すと、
胸がきゅっと締め付けられる感じが
する。


だけど、
それが恋の始まりなのか
どうなのかは、
私にはまだ分からない。


恋をしたいのか、
知りたいのかも
やはりーーー
ーーーー分からない。











なんか、
考えるの面倒に
なってきちゃった。


私もノロノロでいいや。
ノロノロ進む
カタツムリと一緒。


ゆっくりと、
じっくりと、
恋をすればいい。
恋を知ればいい。


焦ることないや。


このドキドキがなんなのか、
直ぐにわかんなくて
いいや。


ノロノロと進むーーーー


カタツムリの恋でいいの。


のんびりとね。


ゆっくりとね。


だけどーーー












この時期に
カタツムリって
いるものなのかどうかーーー








ググらずに
たまには、
パパに聞いてみよっかな。


ガボチャグラタン、
ふうふうして
食べながら。














< 9 / 9 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:6

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

嘘をつけない彼女達の事情

総文字数/5,901

恋愛(キケン・ダーク)11ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
アズミとユリカ 友人同士である彼女達が エイプリルフールについた嘘とは? そして、 本当の意味での 真実とは? 2002.5.26完結 【レビュー御礼】 シチローさん、ありがとうございます!
その熱、受け止めて〜℃〜

総文字数/4,791

恋愛(その他)9ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
飲み仲間達と、 みんなでワイワイ楽しくお酒を飲んで、 美味しいもの食べてお喋りして、 それで、 それだけで、 良かったんだけどなぁ… いつから私、 こんなにも欲張りになったんだろう 赤いワインとともに 流し込んだ私の秘めた思いは、 とても熱かった 2020.10.06 完結 ✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢ 耀成さんとのコラボ作品です! 耀成さん作、【喉元の熱〜℃〜】を先に読んで頂くと2倍!楽しんで頂けます。
表紙を見る 表紙を閉じる
いつだって 隣にいるのが 当たり前だった けれど… なんなんだ? なんなの? このドキドキは! これってもしかして… 恋なのか? 恋なの? あいつと俺が 私とあいつが 幼馴染みから恋人に なれるのか? なれるの? 拗らせな二人の恋物語はじまりです ↓ ↓ ↓

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop