【仮題】鴉の箱庭
電話で呼び出したミツルを連れ、
"生徒会"と書かれた札のドアを数回ノックし、
室内から声が聞こえるとアキは失礼します。と言って中に入った。
ミツルの表情が若干曇っていることに
アキは気づかない。
広い室内は目の前に3人掛けのソファーがローテーブルを挟んで向かい合わせになり
突き当たりの壁は全て硝子に変えられていて
その硝子の手前には"会長"と書かれた札の立つアンティーク調のデスクが1つだけあるだけだった。
どこか昔の英国貴族の屋敷を思わせる室内に、4人の人影。
「あ、新人」
「䋝田....ア、キ」
「何だー思ったよりイケメンじゃんよー」
「自己紹介!してみろよ!」
最後の明るい髪色をしたツンツンヘアの男に促され、アキはうやうやしく礼をとった。
「始めまして。お招き頂き、光栄に思います。2年C組所属 䋝田 亜季と申します。この度のお話お受けするがため、会長殿に謁見した次第でございます。」