【仮題】鴉の箱庭

禍々しい、そんな様な空気。
殺気にも似た狂気。

冷や汗が止まらない。

俺は何かこの人間の機嫌を損ねたのだろうか?
ぐるぐる思考を巡らせても考えは浮かばなかった。

ただ、殺されるんじゃないかとーー


「ーーーー待て、」


「何してんだよ、退け、新入り」


「アキはまだ"掟"を知らない。裁くわけにいかないだろう。」

静寂を割いて守るように片腕を晒し
アキの前にはだかる人間がいた。

「それより今は"契約"が先だ。」


「...ミツ、ル」


ーーーミツルはいつでも味方でいてくれるんだった。

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