Snow Love. ~大好きなキミへ~


体育館へ入ると、もう生徒がいっぱいで溢れかえっていた。


生徒の中には、真新しい制服を身にまとった新入生もたくさんいて、その初々しさに頬が緩む。


自分が新入生だった1年前を思い出すと、なんだかとても懐かしく感じた。


「最初はどこに行くー?」

「えっとね……」


私は自分の手に握っていた『健康記録カード』に目を移した後、周りを見渡す。


「あ、あっちすいてるよ!……って、体重測定のところじゃん……」

「えー。一番最初が体重測定?」

「他のとこないのー?」

「でも、そこしかすいてないんだもん。他のところは、みんな人多いし」

「きっと早くカードに自分の体重記入しちゃうとみんなに見られちゃうから、最後に行こうと思ってるんだろうね」


やっぱりみんな年頃の高校生。


そういうところを気にしちゃうんだよね。


「もういいじゃん?行こうよ。早めに終わらせちゃおうよ!」

「んーそうだよね。うん、行こ行こ!」


愛花ちゃんの言葉により、私たちの最初の行き先が決定。


私たちは、『体重』と書かれた紙が貼られている場所へと歩きだした。


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