Snow Love. ~大好きなキミへ~


───それから40分。


視力検査や聴力検査など、いろんな検査をしてきた私たち。


最後に残ったのは……。


「もう、陽乃!早くはかりなって!」

「んー」

「みんな待ってるよ?」

「……ん」


私は今、『身長』と書かれた紙を必死に睨みつけている。


そんな私に、光莉ちゃんや愛花ちゃん、身長をはかる先生までもが呆れ、大きな溜め息。


私だって分かってる。


でも、どうしても心配なんだもん。


本当に心から身長が伸びていることを願っている私。


だけどもし身長が伸びてなかったら……そう考えると、自分でもバカだと思うくらいに気持ちが落ちちゃうの。


「……よし」


でも、もうこれ以上みんなに迷惑かけるわけにはいけない。

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