Snow Love. ~大好きなキミへ~
バッと後ろに振り向いてみると……。
「身長、伸びたんだって?よかったな!」
「……っ」
「ま、俺から見たらあんま変わってねーけどな」
いたずらっぽい笑みを浮かべながら、楽しそうに笑ってる優くんがいた。
私はその優くんの笑顔からパッと目を逸らす。
………どうしよう。
昨日の告白のことが頭をよぎって、優くんのことちゃんと見られない。
胸が死にそうなくらいドキドキする。
「……陽乃?」
かすれた低い声が、少し元気のないように感じた。
その声におずおずと顔を上げると……いつものように笑っている優くん。
あの元気のない声は私の聞き間違い?
………いや、違う。
優くんはきっと、その心で今、たくさんのことを考えてる。
私の前ではきっと、平然をよそおっていてくれてるんだ。
……ごめんね、たくさん悩ませちゃって。
優くんの顔をまっすぐ見上げると、そんな私に気付いてすぐに笑顔になってくれたけど、その顔は少し寂しそうに見えた。