Snow Love. ~大好きなキミへ~
「おっはよー!」
光莉ちゃんと一緒に教室に入ると、愛花ちゃんが元気よくこっちに駆け寄ってきた。
「光莉と陽乃、今日一緒にきたんだね!」
「校門で偶然会ったの」
「そっかそっか!………って、陽乃?今日機嫌悪くない?顔が怖いよ?」
グイッと私の顔を覗きこむ愛花ちゃん。
頬をツンツンしながら、
「どうしたの?」
って優しく聞いてくれる。
………でも、言いたくない。
今はあの人のこと、考えたくない。
そんな私の気持ちを察したのか、光莉ちゃんが代わりに愛花ちゃんに話してくれた。
「なんかね、陽乃、さっき1年生の男の子に告白されてんの。しかも、初対面の」
「え、嘘でしょ?」
「本当。なんか、向こうが陽乃に一目惚れしたみたい。“付き合って”って言われてた」
愛花ちゃんの瞳が、戸惑いがちに私に向けられたのが分かった。