Snow Love. ~大好きなキミへ~


沈み始めた夕日に染められた彼の真剣な顔と、私を射抜くような瞳があまりにも凛々しくて、私は目を逸らしてしまいそうで。


「俺、初めはただの一目惚れだった。あ、この子可愛いなって。俺の彼女にしたいなって、そう思った」


私は彼との出会いの日を思い出す。


1度目の告白は、確かその時。


“可愛い”って、“彼女になって”ってそう言われて、でも私は全然嬉しくなくて。


嬉しいどころか、私は橋本くんのことが一気に大嫌いになった。


だって本気で恋をしていた私にとっては、彼の告白はあまりにも呆気ないものに感じられたから。


「でも俺、陽乃に言われて気付いたんだ。自分の中の本当の気持ちに。陽乃に好きな人がいたとしても、俺は陽乃が好きだって、そう思えた」


2度目の告白。


橋本くんは大勢の人だかりの中で私に好きだと言ったよね。


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