Snow Love. ~大好きなキミへ~


そしてそのまま………


「あー!!」


と、自分の手で自分の髪の毛をくしゃくしゃにする。


優くんのセットされた髪の毛が、ほんの少しだけ乱れた。


「な、なに……?」


急に大きな声を出されたもんだから、私は驚いてその場に固まる。


次に優くんから発せられた言葉は、信じられないものだった。


「お前が……心配だったんだよ」

「………ん?」


今、確かに優くん言ったよね?


“お前が心配だった”って。


「………えぇ!?」


優くんからの衝撃発言から、数秒。


やっと、その意味を理解した。





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