【完】君ノート
花音とは、夏休みのとき一度会ったきりだった。
だから、今日からまた花音と一緒にいられるって考えただけで嬉しかったのに。
体育祭の実行委員、やんるんじゃなかったかな。
まぁ、もうするって決めた以上は、全力でするけど。
中途半端なのは嫌だし。
花音にこのことを伝えにいくか。
「俺、ちょっと用あるから先に行っといて」
まだ鞄に教科書をつめてる佐倉に言った。
「えっ!?用って!もう行かなきゃだよ!?」
「すぐ行くから」
俺はそれだけ言うと、席を立ち上がり、走って教室をあとにした。