【完】君ノート



1人、廊下歩いて玄関へ向かう。




実行委員、涼太にまかせて悪かったな…。

話すって言っといて、俺はちゃんと花音の話を聞いてない。

怖くて聞けなかった。




俺ばかりが気持ち伝えていた。





もうこの想いは、伝わらないのか。


悲しいな…。



そんな気持ちで、玄関の靴箱で靴を変えていると……



「なーにショゲた顔してんのよっ!」



いきなり佐倉が現れた。




「えっ?……佐倉?」



なんでいるんだ?

実行委員は、もう終わってると思ってた…。




「なんで?って顔してる。
おサボリの三浦を待ってたの!」




玄関で、俺を?



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