【完】君ノート




「私…カラオケは……ちょっと」



歌は好き。


だけど、カラオケとかそういうのは、あまりなれてなくて。


それに、お金もそんなにないし。




……放課後は、優くんと話したい。





「そっかー…!
でも、いつか花音ちゃんの歌、聞かせてね!」



「えぇっ!!」



それは、恥ずかしい…!!



「つーか木崎は、放課後は用事があるんだったな!」



意味深なように、沢田くんは笑って言った。




< 315 / 433 >

この作品をシェア

pagetop