あの時貴方はなにを想ったの?
私達が通っている高校は北条高校。
新設校なので、学校はとてもきれい。
レベルは中の上ぐらいかな?
それにここの学校学費が高いんです!
通っている生徒は超お嬢様、お坊ちゃまばかりです。
もちろん私も那智もお嬢様なんです。

「彼方まだ地味子演じるつもりなの?」
「 え?悪い? 地味子演じないとうるさいもん。」
「彼方かわいいのに勿体無い!と大声で叫ばれた。」
私はすかさず 私より那智のほうがかわいいよと言い張った。
「……無自覚」と那智が小声で言っていたことに私は気づいていなかった。
「それより、今日転校生くるの知ってる?」
「知らないよ。何で知ってるの?」
「彼方私を誰だと思ってるの?」
「 理事長の娘です… 忘れてた…」
「その通り! だから知ってて当たり前なの!!」
「 ごめん ごめん 帰りクレープおごるから許して?」
「今回は許す。 クレープ食べるなら駅前に新しい所出来たからそこ行こう!」
さっきまで怒ってたのに… 那智はマイペースだからなーと思いながら那智の後を追いかけた。


この後 アイツとの出会いが私を狂わせることもしらずに……

< 2 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop