鍵の付いた羽根たちに。Ⅰ

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何故だろう…
こんなに弱いものが、
沢山掛かってきても意味など無いのに…


何故自滅するような行動を
摂るんだろうか…


僕の周りには、
赤の狂犬というグループの残骸。


物の数分で終わってしまった。


「すみませんでした。」

解散したくなくて、
土下座している狂犬。


滑稽だ。
哀れだ。


それでも僕はそれでもいいと、
そのほうが正しい行動だと思う。


「次、

無いから。」


それだけ言うと、
倉庫から去る。


"あいつら"が来る前に。


まぁ、
王龍がきても無意味なのだが…

"あいつら"が来ると
厄介だ…



ブォォォオン。


バイクの音。

このバイクの音は…


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