【完】白衣とお菓子といたずらと
「何のことだ?」
意味のわからない俺は、聞き出すつもりで、今度は無表情のまま同じように聞いた。
「えっと……俺らの口からは」
そう言って大山は右手で頭を掻いている。他2人も首を大きく縦に振っている。
イライラとして、そして不安になった。
どうする?と3人は非常に困った顔をしている。
こいつらには関係ないと分かっていても、ダメだとしても目の前にいて何か知っているこいつらにどうしても強く当たってしまう。
「えーっと……心配しなくていいですよ。浮気とかではないですから。そこは小川を信じていいと思いますよ」
1番美沙のことを長く見ているであろう香坂が俺を宥めるようとしている。
けれど、香坂がそれ以上言葉を続けることを、大山が阻止した。
「でも、あれは人によっては浮気っていうかもだぞ」
「確かに……けど、山下さんは違うだろ?……たぶん」
大山の発言に池田が反応している。
……俺を不安にさせる会話はやめてほしいと心から思う。
浮気じゃないと言ったり、人によっては浮気だと言ったり、結局どっちなんだよ。
意味のわからない俺は、聞き出すつもりで、今度は無表情のまま同じように聞いた。
「えっと……俺らの口からは」
そう言って大山は右手で頭を掻いている。他2人も首を大きく縦に振っている。
イライラとして、そして不安になった。
どうする?と3人は非常に困った顔をしている。
こいつらには関係ないと分かっていても、ダメだとしても目の前にいて何か知っているこいつらにどうしても強く当たってしまう。
「えーっと……心配しなくていいですよ。浮気とかではないですから。そこは小川を信じていいと思いますよ」
1番美沙のことを長く見ているであろう香坂が俺を宥めるようとしている。
けれど、香坂がそれ以上言葉を続けることを、大山が阻止した。
「でも、あれは人によっては浮気っていうかもだぞ」
「確かに……けど、山下さんは違うだろ?……たぶん」
大山の発言に池田が反応している。
……俺を不安にさせる会話はやめてほしいと心から思う。
浮気じゃないと言ったり、人によっては浮気だと言ったり、結局どっちなんだよ。