【完】紅(クレナイ) ~鏡花水月~


昼休みも後少しで終わるという頃、教室に戻った私は佐伯先生と見詰め合う…


否、睨まれる?



何故、昼休みに先生が教室にいるの?





不思議に思いながらもちょっと小首を傾げて可愛く見せてみた…、


けれどそんなのは全く佐伯先生には効かなくて、表情がますます険しくなってしまった。




「…何故昼休み中、先生がこんなところにいるのですか?」


「どうしてだと思う?」



教壇の前にある椅子で足を組みながら不敵に微笑むホスト…、


いや…先生のその顔は怖い怖い。




見たことないけど、まるで魔王様のようだ---


< 169 / 779 >

この作品をシェア

pagetop