【完】紅(クレナイ) ~鏡花水月~
昼休みも後少しで終わるという頃、教室に戻った私は佐伯先生と見詰め合う…
否、睨まれる?
何故、昼休みに先生が教室にいるの?
不思議に思いながらもちょっと小首を傾げて可愛く見せてみた…、
けれどそんなのは全く佐伯先生には効かなくて、表情がますます険しくなってしまった。
「…何故昼休み中、先生がこんなところにいるのですか?」
「どうしてだと思う?」
教壇の前にある椅子で足を組みながら不敵に微笑むホスト…、
いや…先生のその顔は怖い怖い。
見たことないけど、まるで魔王様のようだ---