【完】紅(クレナイ) ~鏡花水月~


それが…、

わたしには酷く寂しかった---




そんなわたしの目の前に現れた綾香は…、


綾香だけは私に対する態度が、他の皆とは違ったのだ。




わたしにとって大事な存在である綾香に酷い事をするなど…、わたしは絶対に許さない。




「おい時政…」


「何ですか?」


「目が怖えーぞ」


「…そうですか?」



鏡夜の話しを受け流し、皆を見回す。

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