【完】紅(クレナイ) ~鏡花水月~
まぁ、私の出番といえば午前中にある障害物競走だけ。
だからそれ以外の時間は、自分の仕事に精を出していればいいんだけどね。
因みに良牙も私と同じ種目のみの出場。
全ての仕事も種目も同じってどんだけ私は良牙とベッタリなの…、て感じだけど。
あ…、そうそう
以前、机に落書きされた次の日もまた同じような事があるかと思いきや…、それが全くなかったのには本当に驚いてしまった。
まさか一日でイジメが収まるなんて思ってもいなかった私は、本当にビックリしすぎて逆に私自ら自分の机に落書きしようかと思ったけどそれを良牙に止められた。
あ、いつの間にか学園長の話しが終わったみたい。
長い話だったな…と思っていたら、次に現れたのは会長だった。