【完】イチョウ~あたしは幸せでした~
「舞衣、行くか?」
コウくんに声をかけられてあたしはコクンと頷いて立ち上がった。
「今日さ。舞衣の家行きたい!!
舞衣の家デカいんだよ~」
と未唯。
「いいけど……」
「まぁ、医者と看護師だと金あるよな。」
圭ったら。
「ステータスの高い一家だね」
「そんな事ないよ……新谷くん……」
「学年1,2が謙遜すんなって!」
「もう……じゃあ、夕飯何する?鍋?」
「鍋いいね!!」
なんて会話をしながら駐車場に向かった。
「じゃあ、りん、舞衣ちゃんのお車乗る!!」
「え?」
「いいよ。凛ちゃんのろっか!」
というわけで、凛ちゃんがあたしの車に乗った。