【完】イチョウ~あたしは幸せでした~







「そっか……」


「でも、舞衣が自分を責めることなんてない。」



未唯と圭はあたしをなぐさめてくれてる。




「それから、コウくん『友達に戻るから』って言ったの。」



「え?」


「コウくんになんて声をかけていいか分からなかった。
謝るのもおかしいし、
あたしが声をかけたところで余計に……」



ヤバい……

なんか涙……




「舞衣、大丈夫だよ?耕太の事は私に任せて!!」


「未唯……」



2人はあたしの背中をさすってくれたり
泣きやむまでそばに居てくれた。



「ねえ、あたしコウくんと話せるかな。」


「コウはそんな弱くねえぞ?
明日になったらピンピンしてるって!!」


「そうだよ!舞衣!!」



……



ありがとう……







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