恋愛写真館~和服のカメラマンに恋をした~
1週間後の週末に予約を入れた。
その撮影が、母のテストであることを告げるべきか迷ったけど、変に緊張させてもいけないと思い、黙っていた。
「お付き合いしていることは、話したから」
『了解。一番いい着物を着て待ってるよ』
私と慶次郎は少しずつ、恋人同士らしくなっていた。
電話での緊張も、少しずつだけど和らいできた。
声を聞くと安心するようになっていた。
私、慶次郎の彼女なんだ。
憧れのカメラマンと付き合ってるんだよね、私。
と、そんな浮かれ気分でニヤニヤしていられるのも今のうち。
1週間後、母の撮影の日がやってきた。