恋愛写真館~和服のカメラマンに恋をした~





「なんだ?野嶋、真智さんを知っているのか?」




「部長、申し訳有りませんが、真智さん返してもらっていいですか」






ちょっと、何この展開?


別に取り合うような関係でもない。




私の心は慶次郎のものなのに。



必死になる慶次郎に目配せをするけど、伝わっていないようだった。







「お前は、昔から俺の邪魔ばかりする」



「真智さん、この人だけはだめだ。行きましょう」





と慶次郎に腕を掴まれ、私は慶次郎の胸の中に引きずり込まれた。







「おい、野嶋。その自分勝手な行動がお前はだめなんだ。俺は今、真智さんと大切な話をしているんだ。それも知らずに勝手に入ってくるな」






さっきまでのお見合い相手と別人だった。





大嫌い、この人。





< 71 / 331 >

この作品をシェア

pagetop