恋愛写真館~和服のカメラマンに恋をした~
「なんだ?野嶋、真智さんを知っているのか?」
「部長、申し訳有りませんが、真智さん返してもらっていいですか」
ちょっと、何この展開?
別に取り合うような関係でもない。
私の心は慶次郎のものなのに。
必死になる慶次郎に目配せをするけど、伝わっていないようだった。
「お前は、昔から俺の邪魔ばかりする」
「真智さん、この人だけはだめだ。行きましょう」
と慶次郎に腕を掴まれ、私は慶次郎の胸の中に引きずり込まれた。
「おい、野嶋。その自分勝手な行動がお前はだめなんだ。俺は今、真智さんと大切な話をしているんだ。それも知らずに勝手に入ってくるな」
さっきまでのお見合い相手と別人だった。
大嫌い、この人。