暗闇の中にいる私。
次の日…。

コンコン。

希望「竜?入るよ。」

一週間、竜は泣いてた?
部屋にこもってたみたいだし。





私は部屋に入るなり、竜が寝てる、ベッドに行った。

希望「りゅ、う?」

竜「……」

希望「ご飯、食べたの?」

竜「…(静かに首をふる。)」

希望「なんか、作ろうか?」

竜「いや、大丈夫。ここに、いて。」

竜は、私に背中を向けて喋っているので、表情は見えないが、声がなんとも、か細い。

希望「竜。注射、もうないから大丈夫だよ。」

竜「……。」

希望「なんか、今までの竜が嘘みたい。」

竜「しょうがない。本当に注射だけは、むりなんだから。」

希望「私、そうゆう風にギャップのある人、好きだよ。」

竜「ありがとう。」


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