Love begins!!!
「え……?」
その言葉に反応して、紗英は後ろに振り返った
「何で…。もしかして山下、知ってたの?」
「黙っててごめん。でも最近知ったんだ。俺の記憶の中の女の子と紗英が同一人物だったってこと…」
「記憶の中の女の子……?」
「あぁ。俺が5歳くらいの頃だったと思うーーー」
ーーー12年前
「かあさーん、アイス食べてもいいー?」
それが起こったのは母さんと二人で、スーパーに買い物に行った帰り道での事だった
母さんの返事を待たずに、俺が母さんの持っているスーパーの袋を漁っていると、少し先にある交差点に人だかりができていた
「やだ、何かあったのかしら……」