例えばここに君がいて
あとがき

サユとサトルのジレジレ恋物語、ようやく完結です。

新作というよりは、『契約恋愛』からちょこちょこ小出しにしてきた二人のエピソードの、完結編のつもりで書いていました。
なので、この話単品で読むと、もしかしたら分からない部分も有るかもしれません。
そこは私の技量不足で申し訳ないです。

サユちゃんという女の子は、誰よりも和を大事にする女の子です。
だから自然に自分の気持ちは後回しで、ヘタすると調子のいい人とまで思われてしまう。

サトルはそんなサユの心にスッと入っていける唯一の男の子。
馬鹿で、あんまり格好良い所はない子なのですが、素直で心の優しい子です。

あまり一般的なヒーロー・ヒロイン像じゃないので、実はものすごく書くのは大変だったんです。
最初考えていたプロットからもズレまくりで、脇役のキャラは勝手にドンドン立っていくのに、当の二人が目立たないっていう葛藤にも悩まされたり。
どうにか最後まで書ききれてホッとしています(笑)

今回、双子が一番のお気に入りキャラだったので、また何かの機会に登場させたいなぁと思っています。


また、サユの担任の木下翔太先生はお友達の夏川こころさんのキャラクターで、ご了承頂いてお借りしております。
別サイトで書いた『愛しの紳士倶楽部』という作品でコラボさせてもらってて、
今回の舞台設定はそれをそのまま引き継いでおります。

木下先生は、こころさんの『空と風』他沢山の作品でちょこちょこ出ております。
私も大好きなキャラクターなので、皆様も是非ご覧になってください。

長くなりましたが、
この作品にお付き合いくださいましたすべての方に感謝です。
ありがとうございました。


2014/03/14 坂野真夢

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