意地悪なキミに、スキをあげる。




「じゃあ俺もう行くね兄ちゃん」

「蘭ちゃんに迷惑かけんなよ」

「俺、兄ちゃんくらい優しいから大丈夫〜」




そう言って、湊くんは帰ってしまった。




「弟さん、朝陽さんとは違って可愛いお顔してるんですねっ」


「まぁ…母親似だし」




お父さんとお母さん、どっちも美形なんだろうなぁ。

うらやましいですっ!!




「でも湊くんとは初めて会ったような気がしないんですけど…」




なんとなく、声も聴いたことあるような気がしたし。




弟さんっぽい服を見つけて、ラックから出した朝陽さんは

とんでもないことをサラッと言った。




「湊の声はさっき映画で聴いただろ」

「……………へ?」



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