意地悪なキミに、スキをあげる。
「全然大丈夫ですよ!朝陽さんの頼みなら! あたしの地元からココ近いし!」
にっこり笑った女の子は、朝陽さんの手から何かを受け取った。
よく見えない……っ。
……鍵…?
家の鍵…?
誰の?
朝陽さんの?
あたしの上に、大きな石が墜落したみたいな、そんな気持ちになった。
これって…なに…?
図書館にいるのに、涙が溢れて止まらなかった。
朝陽さん…なんでっ…?!
「あさひさん……なんで…っ」
本棚に頭をつけてその場にヘタッとしゃがみこんだ。
涙が……止まりません…っ。