意地悪なキミに、スキをあげる。
その笑顔の裏側に
『さっさと手上げろバカが』
って言われているようでなりません…。
「安江祐希奈さん」
「…はーい…」
朝陽さんをガッツリ睨んで、
手をヒラヒラさせて返事をした祐希奈はある意味最強です…。
出席を取り終わった朝陽さんは、出席簿を教卓の上に置いて姿勢を正した。
「あー…まだ時間あるみたいなので、僕に質問とかあったら…」
僕っ?!
朝陽さんが僕っ?!
「まじ誰だよ朝陽さん」
「しーっ!!聞こえるって祐希奈!」
さっきから祐希奈は朝陽さんを睨みすぎです!!!!
その祐希奈態度が、あたしに返ってくるくんだからね?!
「鉄板ネタだけど質問いーですかー?!」
「えっと、松下さんだよね、どうぞ」
座席表を確認した朝陽さんは、にっこりわらって松下さんの方を向いた。