意地悪なキミに、スキをあげる。
もう知らないですよ…。
教室を出て行こうとした、そのとき。
「どこ行くの?」
「…へっ?」
「どこ行くの?」
「…………日直、だから日誌取りに…」
いつの間にかあたしの側まで来ていた朝陽さんはフーンと頷いて、
「早く戻ってこいよ」
って小さく言った。
……っ。
なに?ナニ?
あたしの顔は一気にぼぼぼっと赤くなって、急いで朝陽さんから逃げた。
職員室まで全力疾走しながら、考えた。
ムッとしてたのなんか、嘘みたいにどうでもよくなっていた。
本当単純です、あたし…。