XXnoKids
ピッタリとしたパンツの下がガチガチになってるもんだから張り付いてしまってて走りにくくてしょうがなかったんだけど、

強引にデカい声を張り上げなんとか止めたタクシーを止めた。


タクシーのドアは開いてドカッと座り込む。

あーあ、もったいないというかなんというか、かっこいいのか、わるいのか、

数分後のふかふかのベッドでのSEXを妄想し、贅沢にもそのルートをへし折ったことに、なんだろうか? 時間がないときに限ってパチンコの連チャンが止まらないとか、

しゃぶしゃぶの食べ放題で一口、二口目で急に満足してしまうとか、

そのようなことを考えてしまう。

「すいません」と、とにかく来た道を戻ってもらった。


どっかのオッサンが払ってるデカい部屋。そいつの金で買ったであろう羊毛の毛布を精子でガビガビにしちゃったやつ、

あれって何も言ってこないけど、

どうなったんだろうなと流れる景色の中黄色く固まってるであろう羊毛を思う。



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