ニコイチ。
凪沙には、絶対に嫌われたくなかった。
凪沙とは、いつまでも仲のいい友達でいたかった。いや、友達ではなく、それ以上の関係―恋愛対象にはならないかもしれないが―でいたかった。なのに、俺は自らそのチャンスを捨ててしまったのだ。そう考えると、涙が出てきた。俺はそれを袖で拭いとる。濡れた袖が、今の状況を語っていた。
凪沙とは、いつまでも仲のいい友達でいたかった。いや、友達ではなく、それ以上の関係―恋愛対象にはならないかもしれないが―でいたかった。なのに、俺は自らそのチャンスを捨ててしまったのだ。そう考えると、涙が出てきた。俺はそれを袖で拭いとる。濡れた袖が、今の状況を語っていた。