ニコイチ。
俺の頭に、電気信号が走った。俺は直樹に礼を言うと机に向かい、ノートを千切り、こう書いた。「放課後に、西館の屋上に来て。話したいことがあるから。」
あとはこれを凪沙に渡すだけだ。だが、そのタイミングをなかなかつかめない。俺の心は、勇気の追い風を欲していた。
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