ニコイチ。
13,決め手
「ジリリリリ!」
けたたましい俺の目覚ましに、俺は起こされた。
「おはよう、千華…。」
そう言って右隣を見る。だが、そこには誰もいなかった。
「千華!?」
慌てて布団をめくると、そこには1つの置き手紙が。
「お爺ちゃんが大変なことになってるって、夜中に連絡があったの。だからアタシ、先に帰るね。ゴメンっ!」
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