ニコイチ。
「そんなことがあったんですか…。」
「ええ…。では、そろそろ部屋に戻りましょう。」
俺達は部屋に戻った。だがそこには、一川と二藤はいなかった。
「あれ?アイツらは?」
「あぁ、2人は家が遠いから、先に帰ったよ。」
「そうか。」
「といっても、僕も歯医者だからもう帰るけどね。」
「おう。じゃあな。」
「うん。また明日。」
「あ、私はご主人様のお迎えに上がりますので。」
「ご苦労様です。」
こうしてこの部屋にいるのは、凪沙と俺の2人だけになった。
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