ニコイチ。
そこから小学3年生の頃までは、直木様もよくご存じのはずでございます。再び変化があったのは、転校された直後でございます。今度は今と同じく、昼がお嬢様でした。私はそのことを入院されていたお母様にお話ししました。
『また、なの?』
『はい…』
『あの子が鍵を握っているのかもね』
『あの子とは?』
『直木っていう男の子よ』
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