【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
俺達はもうひとつの会場へ移動し、凌華学院サイドの応援席へ。



俺達に気付き、ベンチから大きく手を振る槐の姿が目に入る。



「元気やなぁ槐ちゃんは」



「ホント、遠くから見るとガチで女子みたいやわ。可愛かぁ」



そんな槐に手を振り返すかわいこちゃんズ。



それに混じり俺も手を振りながら、あんたらには言われたくないけどな、と心の中でツッコミを入れた。



凌華学院のチームでの試合を観るのは初めてだ。



一緒に合宿をした稜華学院だったが、ミックスチームで以外試合をしなかった為、どんなバスケをするかとても楽しみだ。



「お、始まった始まった!」



俺、ピカ先輩、行雲先輩の三人は一番前を陣取り、柵にしがみつく。
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