【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
しばらく泣き、ようやく気持ちが落ち着いて、着替えをしに、俺、泰ちゃん、行雲先輩は歩き出す。
「椿、泰河、悔しかな。……もう、絶対負けないチームになろうな」
行雲先輩は泣き腫らした赤い目を強く光らせて、震えた声で呟いた。
こんな悔しい思いは一度きりでいい。
ここまで駆け抜けて来た俺達は、初めて、負けを知った。
知ったからこそ、きっともっと、強くなれると、そう信じたい。
ロッカーまで辿り着くと、入り口で、まだユニフォームにジャージを羽織ったままのピカ先輩が立っていた。
「どうしたの?ピカ先輩」
「しっ………少しだけ、着替えんの待ってやらん?」
その言葉に、少しだけ顔をロッカールームの中に入れ覗き込むと、そこには、秀吉キャプテンと有ちん先輩。
「椿、泰河、悔しかな。……もう、絶対負けないチームになろうな」
行雲先輩は泣き腫らした赤い目を強く光らせて、震えた声で呟いた。
こんな悔しい思いは一度きりでいい。
ここまで駆け抜けて来た俺達は、初めて、負けを知った。
知ったからこそ、きっともっと、強くなれると、そう信じたい。
ロッカーまで辿り着くと、入り口で、まだユニフォームにジャージを羽織ったままのピカ先輩が立っていた。
「どうしたの?ピカ先輩」
「しっ………少しだけ、着替えんの待ってやらん?」
その言葉に、少しだけ顔をロッカールームの中に入れ覗き込むと、そこには、秀吉キャプテンと有ちん先輩。