【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
「お前もピカ先輩って呼べば?由貴にもピカちゃんって呼ばれとらすし!」



「じゃあそうします。行雲先輩、ピカ先輩、バスケしに行きましょ。玄関から靴、持ってきて下さい」



それだけ言うと、客間から出て自室に行き、ボールを持ってきて、玄関の二人と合流して、裏庭へ続く廊下へ。



「さ、ここですよ」



「…………あり得ねぇ、マジか」



思わず行雲先輩が呟く。俺も、引っ越してきた3月に、同じこと言ったよ。



だだっ広い裏庭。丁度、バスケットコートひとつぶんくらいの広さ。



両端にはバスケットゴールが設置され、見事に、自分の家が、ストバス状態なわけ。



これも、富豪だった祖父の遺産の一部でやったんだと親父が言っていた。
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