あなたの虜ーバンパイアとわたしの秘密の関係ー
近くには………やっぱり……
お姫様がいた。
―――ズキッ……
心臓が痛くて……苦しい。
こんなことなら…好きだって気づかなきゃよかった………
はぁ………
わたしは、とぼとぼと歩き始めた。
待機するテントに向かって……
あの人達がいるけど……仕方ない…
たぶん綾香も待ってるし……
そう思いながら、重たい足を動かした。
やっぱり足………なんか変……?
少し立ち止まって足を見てみる。
な、に……これ………?
元々太股の内側にあった痣。
それが今や……太股全体にまで広がっていて…、膝下まで伸びようとしていた。