あなたの虜ーバンパイアとわたしの秘密の関係ー
倒れる前より、気分はいいし………
わたしも行こう。
あれ……?
足………こんなに重かった?
そう思いながらも、あんまり気にせずにベッドから降りて、保健室を跡にした。
わたし、どれくらい寝てたんだろう。
太陽を見る限りそんなに時間は経っていないような気がするけど……
まだ、お昼前…?
校舎を出ると、太陽の照りつけが眩しくて目が開かない。
ようやく慣れてきて校庭の中心に目をやると、午前の部の最後の競技……騎馬戦をしていた。
男子がやるこの競技は見る方も、面白くて見いってしまう。
あっ………
人混みの中に…彼を見つけた。
彼は、男子が全員参加するはずの騎馬戦には出ずに……生徒が待機するテントの近くにある、木に寄りかかって足をクロスさせ、腕を組んでいた。