あなたの虜ーバンパイアとわたしの秘密の関係ー
これ……相当時間が掛かる。
その上……多分行き着く前には、足が無くなってるかも………
わたしは、もたもたと、保健室の入り口へと向かった。
そういえば………
どこにいるの……?
場所…聞いてない。
バカだ…わたし。
そう思って立ち止まった。
もう声は聞こえないし……
また、ベッドに戻って……声が聞こえるの待つ?
でも、ここまで来たし……(と言ってもベッドから数メートルだけど)
とりあえず……行こうかな……
わたしは、また、足を出した。
だけど、足は痛みに耐えられず、膝がカクンとなった。
あれ……?
倒れる!!!