窒息寸前、1秒



「ごめん、花那。」



そう言えば、私が嫌だと言えないってこと知ってるんだね。



「いいよ、別に。」



別にっていう言葉に色んな意味がこもってるってこと分かってるのかな。



別にいつものことでしょって意味なんだよ。




「ありがとう。」



ほら、ほっとしたようなふりをして
こうなるってこと確信していたんだよね。



バカだね、隆弘も、私も。



「気を付けて帰れよ。」



そういうなら、送ってくれればいいのに。



まぁ、いつもだいたいひとりで帰ってるからね。



本当に今さらって感じだよね。



「じゃあな、花那。」



隆弘は何も言わない私の頭を軽く撫でて、先に帰っていった。



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